Amazon の Kindle でおすすめされた本書を読了。フーコーの思想は基本的な部分はよく知っていたが、それらが整理される結果になった。特に権力概念は近年の(とりわけ2025年からの)SNSを観察してみると応用ができる有益な概念だと思う。権力という至るところにある。力の作用が私たち規律化し、まるで「右向け右」と言われれば、何も考慮することなく、右を向くような発言が SNS でははびこっている。これはしばしば SNS 上でも「同調圧力」と言い訳がましく語られるような(本来の意味ではない)「パノプティコン」を自分たちで制度化しているのではないかと考える。つまり、自分たちが自分たちの発言によって監視されるという状況である。このような傾向はフーコーの歴史研究をさらに応用させると面白いかもしれない。彼は権力を中心に歴史について考えてきたが、ここにも「何が語られたか」よりも「何か語られなかったか」という視点が必要だと言われている。これは私がここ5、6年で勉強しているルーマンであったら「意味」に着目して、意味の二重コードによって社会構造との絡み合いから歴史を鑑みることであろう。どのようなアプローチであっても、特にCovid-19の本格的な開始である 2020年以降のSNS 上の言説を分析するのは興味深いことかもしれない。自戒も込めて。
2025年9月14日日曜日
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