これは私・和泉敏之が本書を読んだ上で、個人的な意見で考えていることです。現在、これまでにない皇族への関心が高まっています。特に敬宮愛子さまが天皇陛下になられるかどうかという議論が注目されています。確かに男系一系というのはあくまで「システム」的に理にかなっていることですし、日本の神話を大事にするのでしたら、神武天皇の直属の皇室を重視するのは当然といえば当然でしょう。しかし、ある平成の天皇(現在の上皇さま)に関する本を読んで、皇室というのも、時代と共に民と共に変化しつつあるというのも重視すべきではないかと思います。有名な話では、上皇さまが平成の天皇になられた時に、それまでの天皇とは違って「わかりやすい口語体」で語られたというのは、その後の天皇陛下のお言葉の伝統に新しくなりました。このように天皇あるいは皇室というのは時代と共に変化していくものでしょう。もちろん、そこに女系天皇という新しいシステムを取り入れることは、話はもっと複雑なものだというのも分かっています。覚えておくべきことは現行の日本国憲法で天皇陛下は「日本国統合の象徴」とされていることです。これは変えるべきではないと言うか、様々な手続きを取らなければ現在変えることはできない事実なのです。この考えに基づいたら、天皇陛下をイギリスとは異なるとはいえ、イギリスのような人格を国王や女王として最重要視するような観点にももっと耳を傾けて考えるべきというのも、うなずける気がします。なぜなら日本を取り巻く、世界情勢は日々深刻的に複雑化しており、これまでのような日本は戦争がない国あるいは巻き込まれない国というのはやや楽観的すぎることだからです。もちろん、私は個人的な意見として、日本が戦争に巻き込まれることは反対ですし、憲法も多少の変更は渋々認めながらも、特に9条は変更すべきではないと考えています。そしてもう1つ天皇陛下の立場です。これは日本国統合の象徴というシンボルとしての天皇陛下の立場を維持するべきだとも私は考えています。そうでなければ、私たちは国民から臣民になり、いざという時は天皇陛下に命を捧げるという戦時中の日本に先祖帰りしてしまうからです。それ自体も問題ですが、その後、日本が戦争終結の際に、仮に他国から「戦争責任者としての天皇陛下」について議論が起こった際に、そもそもの天皇制度が廃止される恐れも考えなければならないでしょう。それは私は言うならば取るべきでないリスクと思います。男系女系の以前に天皇制度が廃止されたら、元も子もないからです。それでしたら、現行の日本国憲法を維持しながら、男系であれ、女系であれ、私たちは皇室に今まで以上に関心を持つべきではないかと思っています。そして最後に、どのような立場に立たれるには関係なく、「人間」としての敬宮愛子さまには清々と生きやすい形で生き続けて行かれるのを願いますし、どのような形であれ私は愛子様をお慕い続けるつもりです。
2025年9月15日月曜日
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