早くも『豊臣兄弟!』を脱落してしまった。織豊時代の大河は見飽きてしまった感じもするが、全体的な「あ・かるい」雰囲気に飲み込まれなかった。大御所俳優さんたちも出ているし、見所はあると思うのだが、どうも 食傷気味である。
そもそも役者さん達がかなり若いのが今回の特徴であろう。主演の太賀さんは平成生まれ。大トメの小栗旬さんは2022年に主演してすぐの抜擢で、まだ40代である。2009年の阿部寛さんがまだ40代半ばで大トメだったのが物議を醸したが、それよりもさらに若い感じがする。感覚的に。
小栗さんの織田信長はいい。主人公と準主役の豊臣 兄弟も若いなりに、それを生かしてか快活な感じがする。ということは 演技者よりも、全体の 脚本が軽いのだろう。
史実で行けば物語は豊臣秀吉 絶頂期に終わることになる。主人公の豊臣秀長が秀吉よりも先に亡くなるからである。ということは後半の狂った秀吉は描かれないのだろう。これについては『秀吉』でも竹中直人さんは絶頂期の秀吉が最終回であり、最終回は関ヶ原の戦いの布陣に座った武将たちが 宴会をするところで終わる。最後に 秀吉が一人ぼっちになり、その後を予感するところはあるが、こちらも最後の落ちていく 秀吉は描かれなかった。竹中直人さんは後に「ヒーローは堕ちていくもの。それを演じたかった」という言葉を残し、それが影響したのか『軍師官兵衛』では「堕ちゆく巨星」まで 演じきった。今回は秀長の最後よりも、秀吉の最後がどう描かれるのかが気になっているため、10月ぐらいには復帰するかもしれない。来年 の 小栗も楽しみだし。
さて、今回の若い 秀吉物語 秀長 物語について、やはり これから光っていくのか 女性たちではないだろうかと思ってる。そもそも戦国時代 なんて、女性活躍 というのが 価値観がおかしいのであるが、ここは大河ドラマというドラマ。女性をきちんと絡ませるはずである。
私は何と言ってもおね様に期待したい。公言しているように、私がこの世で一番好きな女優さんが演じていることもあるが、まだまだ彼女の本領が発揮されてないような気がする。彼女は近年、パキパキした役を多く演じてきたが、それが今回の若い頃の北政所にも生かされていて、それはそれで好評であるようだ。
しかし何と言っても彼女は「あの花」や「キミスイ」で 私を魅せたミステリアスな雰囲気が似合うのである。このミステリアスで神秘的な雰囲気が、過去のおね様、例えば佐久間良子さん、沢口靖子さん、浅野ゆう子さんなどに準じていくものがあるのではないか?彼女のおちゃめなおねから権力者の妻としての神秘的な女性像に変化していくのを個人的には期待している。
そして何と言っても終盤の注目する人物は千利休であろう。まだ誰が演じるか キャスティングが発表されていない。私は初代・秀長とでも言える中村雅俊さんを押していたが、来年に出演するため 今年はなさそうである。ではどうか、滝田栄さんは最近 大河ドラマでは見ないし、終盤の中心人物として 据え置くのはどうだろうか?
完全に個人的な妄想であるが、見ている人たち 本当にごめんなさい。脱落した人間がこんな勝手なことを言ってるから、楽しむ人は楽しんで見てほしい。大河ドラマの効用は何と言っても日本史に興味を持つことではないかと思っている。他でもない 私がそうだったのだから それははっきり言える。事実と違うじゃないか 云々というのはさておき、これからの豊臣兄弟たちを育てていくのは SNS を中心とした視聴者の皆さんでもあるからである。勝手なことばかりで申し訳ない。ごめんちゃい。