2025年9月6日土曜日

【若年終活】風の少年

私にとってレイニーは自分の分身となった。しかし、いつからか彼は私を飛び越え、私の目指す男性像になったのである。そんな彼の幼少期の故郷での思い出の話をこれから綴っていくつもりである。私にとって物語を書くのは私自身を癒すことに他ならない。文学とは精神を癒すものである。レイニーという私がたどり着けなくなった存在、そして私自身の隙間を埋めようと躍起になるのではなく、それを静かに楽しみながら筆を進めていくのが私の文学の付き合い方というものである。

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このシリーズを通してほとんどの主人公であったレイニーという男は私の分身である。だが、いつの日か彼は私を超えていき、私とは別の人間になった。ユキも同様に自ら動いていき活動していき、やがて別の人間になっていった。この物語を通じて一番私が生き生きと描けたのはクレアであった。彼女の登場シーンにはなぜか私は筆をすらすらと動かすことができ、登場人物の潤滑油のように生きて行った。まだまだこの話は終わらないであろう。私が生きている限り。私の記憶がまだ鮮明である限り。風と雪のことを覚えている限り。

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2026年3月、「風と雪」シリーズの第1弾である「短編小説 風の少年」のリリース9周年を記念してスピンオフ作品を作りたいと思います。

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